釈尊涅槃図を正面から見たところ。
お釈迦様が亡くなられたとき、たくさんの仏様や動物たちが集まって 悲しんでいる様子が描かれています。
この時、お釈迦様は頭を北に向け、体の右側を下にしておられます。 世間一般的に、北枕は縁起が悪いと言って避けられていますが、 お釈迦様はふだんからこの様に休まれていたようです。 その理由は、北半球では頭を北に向けて眠ると地球の磁気の向きと 体の気の流れの向きが合うので、朝起きたときに体の調子が良いそうです。 また、体の右側を下にすると、胃や腸などの内蔵の働きが良くなり、 食物の消化を助ける働きがあるそうで、そのようなことをお釈迦様は、 よくご存じだったようです。
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